食事休憩のとき、FXに興味を持って始めたGさんと一緒になった。
「KOTSUMIさん、ご一緒してもいい?」
「えぇ、もちろん!」
仕事の話などしているうちに、お金の話になった。
「わたし、ふやしましたよ!」
彼女は何年か前から、アプリでFXの「練習」を繰り返していた。
とうとう、実際にお金を使って、ふやし始めたのだ!
それに比べて、私はどうだ。
ふやすどころか、減っている。
順調に、減っている。
私は、お金をふやす必要があるのだ。
何のために?
使うために。
何に使うために?
まず住宅ローンの返済。
それから母の住居費、水道光熱費、食費。
さらに諸々の固定資産税、公共料金、修繕費。
保険に税金、旅行代。
贅沢はしないまでも、服や小物も必要である。
ネイルもやりたいし、美容院にも行きたい。
習い事だって、やめたくない。
むしろ、さらに多くのことを学びたいくらいである。
そして、さらに稼いで、寄付をしたい。
お金が必要な人のもとへ、お金を届けたい。
まず、わたし。
次に、親。
その先は福祉関連、伝統文化の継承、災害時の義援金。
そして、昨年から続けているタンザニアの坊やへの支援も続けたい。
余分に稼がないと、坊やに援助ができなくなる。
私が「あれもやりたい、これもやりたい」とモタモタしている間に、
GさんはFXに意識を集中させて、たくさんの情報収集をし、
手法の勉強をし、きちんと利益を上げられるところまで駒を進めていた。
とうに抜かれた感がある。
私は、なにもかも中途半端で、ひとつも実になっていない。
今すぐやらなくてはならないことは、なんだ?
